及川恒平

街を去った人に もう何も望まない 故郷みたいにここに 戻ることはできない どこか遠い国で やすらぎだけをつかむ それができるならば おかまいじゃないの 誰がどこへ行こうとも かまわないけれど 私はいる このさわがしい楽園に